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活動報告 | バングラデシュ出張報告

バングラデシュ表敬訪問報告

JBMA代表理事 野﨑 幹弘
 日本-バングラデシュ医療協会 (JBMA) は2012年8月に活動をスタートしました。バングラデシュに医療支援を行う目的として、先ずはダッカ医科大学病院と東京女子医科大学病院との交流協定を締結し ました。ダッカ医科大学が選抜する青年医師たちを東京女子医科大学病院で先進医療の研修が行える事業と、JBMAが派遣する医師団がダッカ医科大学病院で診療・教育を行う事業を主に行ってきました。この度JBMA代表団として野﨑代表理事と櫻井常務理事が、2017年2月25日から3月3日の日程でダッカの関連施設を表敬訪問しましたので報告します。
1) ダッカ医科大学本部
Ismail学長と副学長以下主要教授達の出迎えをうけ、有意義な会談を持つことが出来た。先ずIsmail学長にJBMAのこれまでの事業の協力に対して謝意を表す記念盾を贈呈した。その後副学長・主要教授達を交えこれまでのJBMA活動のreviewと今後の在り方について意見交換が行われた。Ismail学長から今後の医師交流の継続要請があり、野﨑代表から協定に基づく内容で了承するとの回答がなされた。
(1) ダッカ医科大学本部訪問、Ismai学長の出迎え (2) JBMAから謝意を表した記念楯
 (3) Ismail学長に記念楯贈呈
(4) 学長から歓迎の布帯を贈呈される (5) 学長・副学長とJBMA代表理事・常務理事の会談
(6) 学長及び教授首脳たちと会議
(JBMAの活動について意見交換)
(7) 会議に現地事務局長シェイク先生
2) ダッカ医科大学 熱傷・形成外科センター
 Sen教授とKalam教授、首脳スタッフたちの出迎えを受けた。これまでの事業への協力に対してJBMAから両教授に謝意を表して記念盾を贈呈した。
Sen教授から現在進められている国立熱傷センター建設の進捗状況とこの国家プロジェクトの抱負が語られた。Sen教授の後任として熱傷・形成外科を主宰しているKalam教授から、JBMAによる研修を経て帰国後ダッカ医科大学病院または関連病院で勤務しているフェローたちの活躍ぶりが報告された。外傷の中でも熱傷患者が最も多いバングラデシュの国状から、引き続き熱傷・形成外科専攻フェローをJBMAは招聘する意向を伝えると、両教授から感謝の意が表された。
(8) Kalam教授にJBMAから記念楯贈呈
(右から3人目がKalam教授)





(9) Sen教授に長年のJBMAへの協力に
感謝の記念楯を贈呈
3) United Hospital
JBMAの設立会員であるファストリテーリング及びYKKのダッカ在住社員と家族はJBMA現地事務局長Dr.シェイクの仲介によりUnited Hospitalに適宜受診している。そこでJBMA代表団として表敬訪問を行い、病院のCEOであるNajmul Hasan氏と事務局長Fardur Rahman Khan氏に謝意の記念盾を贈呈、両氏から引続き患者 受け入れについて快諾を受けた。







(10) United HospitalのCEO Najimul Hassan氏に
謝意を表し記念楯を贈呈

4) 設立会員現地事務所
ファストリテーリング及びYKKの現地事務所を表敬訪問、責任者から該当者のUnited Hospital受診状況を中心に伺った。具体的な問題点が抽出されたので、同席したJBMA現地事務局長シェイク先生が会社担当者と改善していくことが了承された。

5) 日本大使館
森田克哉医務官らと会談、JBMAの活動状況を報告した。必要に応じて支援する旨約束を受けたが、昨年6月の惨事以来諸事に静観している状況が説明された。

6) JBMAフェロー達との会合
JBMA現地事務局長シェイク先生のアレンジにより、ダッカ医科大学からSen教授らを迎え研修を終えたフェロー達との晩餐会を兼ねた会合が催された。参加者 10余名、誠に盛会であった。野崎代表理事と櫻井常務理事からJBMAフェロー達が今後増加していくことから、このフェロー達がバングラデシュで新たな社会活動を展開していくことを希望している旨の挨拶がなされた。

(11) 日本で臨床研修したJBMAフェローたちとの会合