派遣医師報告 | バングラデシュ出張報告
2016年度 JBMA派遣医師団報告
| (2017年3月19日~24日) | ||||||||
| 東京女子医科大学八千代医療センター形成外科科長・教授 日本・バングラデシュ医療協会理事 (広報担当) 竹内 正樹 |
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日本・バングラデシュ医療協会 (JBMA) が支援している医師交流プログラムにより、これまで計9名のバングラデシュ医師が東京女子医科大学病院での研修を行っています。さらに日本から医師を派遣し、現地の臨床指導を行うという第2のミッションを遂行していくため、第3回目のダッカ医科大学形成外科熱傷センター (National Institute of Burn and Plastic Surgery, Dhaka Medical College & Hospital) 訪問を、2017年3月19日(日)~23日(木) に行いました (24日帰国)。 翌3月20日は、ホテルからダッカ医科大学形成外科へ向かい、Kalam教授やDr.Senの出迎えを受け、我々のミッションがスタートしました。 |
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【活動スケジュール】
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モーニングカンファランスには、Kalam教授をはじめとするスタッフとレジデント(研修医)約40名が参加し、レジデントのプレゼンによる症例検討会が行われていました。スタッフからプレゼンターに対して教育的質問が次々と投げかけられ、緊張感と熱気があるカンファランスが行われていました。
Cleft and Craniofacial Centerには、口唇口蓋裂や稀な先天奇形である斜顔面裂の子供たちが、母親と一緒に入院していました。病室は清潔に保たれており、病室の奥には、口唇口蓋裂専用の手術室を兼ね備えています。手術室には、口蓋裂手術の際に用いられている手術用顕微鏡が置かれていました。
その後、渡航前の打ち合わせで手術候補としていた患者さんの診察を行いました。症例は外傷後の組織欠損・瘢痕拘縮や、四肢の先天奇形など幅広く、形成外科的治療を求める患者さんがたくさん待機している状況でした。現地スタッフから手術候補以外の患者さんの治療方針について意見を求められ、アドバイスを行う場面もありました。
手術は、現地のバングラデシュ医師も助手として協力して行いました。研修医を含む多くの医師が手術に参加し、みな熱心に学んでいました。
最終日は、Kalam教授の案内で、現在建設中の新病院 (Sheikh Hashina National Institute of Burn & Plastic Surgery) を見学しました。地下2階、地上17階建、360床を有する形成外科単独の病院になる予定で、ダッカ医科大学形成外科教室のさらなる発展が期待されます。
今回は実働2日間とやや短めの活動となりましたが、Kalam教授を始め現地スタッフから、継続した支援を求める声をいただきました。引き続きJBMA医師団がバングラデシュ訪問をする予定ですので、よろしくお願い申し上げます (今回のダッカ滞在では、Sumi先生のお世話になりました)。 最後になりましたが、今回の渡航に多大なるご支援を賜りましたJBMAの設立会員ならびに施設会員である企業各社および関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
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