活動報告 | JBMA 定時社員総会・理事会 議事録(2017~2021)

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2021年度定時社員総会・第1回理事会議事録

日 時: 2021年12月7日(火)
場 所: 持ち回り会議
出席者: 野﨑 幹弘 (代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、井砂 司(理事)、
仲沢 弘明(理事)、竹内 正樹(理事)、副島 一考(理事)、小林 槙雄(監事)
議 題: 1. 前回議事録確認 (資料-1)
2. 2020年度事業報告および収支決算報告(資料-2)(資料-3)
3. 2021年度事業計画および収支予算案(資料-4)(資料-5)
4. JBMA事務所移転について
5. その他

議事 定款34条および35条に則り、2021年度定例理事会社員総会を野崎代表理事が議長になり持ち回り開催された。
先ず定時社員総会が開催され、次いで本年度第1回通常理事会が開催された。
議事内容は同一であることから理事会議事録を以下に記述します。
   
議題 1: 前回議事録確認
2020年11月に開催した社員総会・定例理事会の議事録案は承認されました。
   
議題 2:
2020年度事業報告および収支決算書報告 (資料2)(資料3)
資料2・3を以って報告された内容は承認されました。
   
  今年度決算報告
 
 1. 収入の部
     会費収入
雑収入
収入合計
7,260,000円
239円
7,260,239円
 2. 支出の部
    事業費
管理費
支出合計
2,933,399円
2,106,766円
5,040,165円
   
議題 3: 2021年度事業計画および収支予算案
資料4・5を以って報告された内容につき承認されました。
役員の意見にオンラインでの症例検討や手術研修などの学術交流は、今後コロナ禍が収束されたとしても有力なツールとなるので環境整備に対する事業費の増額の提案がありました。一方ではJBMAのバングラデシュへの啓発事業、例えばコロナ患者の呼吸補助装置の追加事業のための予算増額を視野に入れる提案も頂きました。これらは流動的要因があり、現地事務局長シェイク先生の状況把握を第一義的に、逐次代表理事が常務理事とで協議して前向きに進めていくことで今年度はご理解いただきます。
議題 4: JBMA事務所移転について
  承認されました。
議題 5: その他
  特に新たなる提案等はありませんでした。

2020年度 定時社員総会・第1回理事会議事録

日 時: 2020年11月5日(木) 19:00~20:00
場 所: 当法人主たる事務所
出席者: 野﨑 幹弘 (代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、井砂 司(理事)、
仲沢 弘明(理事)、竹内 正樹(理事)、小林 槙雄(監事)
議 題: 1. 前回議事録確認 (資料-1)
2. 2019年度事業報告および収支決算報告 (資料-2) (資料-3)
3. 2020年度事業計画および収支予算案 (資料-4) (資料-5)
4. その他

議事 定款34条および35条に則り、2020年度定例理事会社員総会が野崎代表理事が議長になり催された。
先ず定時社員総会が開催され、次いで本年度第1回通常理事会が開催された。
議事内容は同一であることから理事会議事録を以下に記述します。
   
議題 1: 前回議事録確認
野﨑代表理事から資料1を以ってその内容が報告されて承認された。
   
議題 2:
1)
2019年度事業報告および収支決算書報告 (資料2)(資料3)
今年度事業報告
野﨑代表理事から資料2を以って報告された。
 
(1) 医療教育研修事業
2019年度は国立熱傷研究所に貢献する医師たちを支援するためにJBMA フェローを広く募ることが決定されており、ダッカ医科大学病院(以下DMCH)の熱傷・形成外科センターKalam教授を中心に候補者の選抜がなされた。所定の審査を経て2020年2月20日にDr.Biswasが来日した。直ぐに東京女子医科大学病院で形成外科櫻井裕之教授の指導の下で臨床研修に入った。今年度はもう一人のJBMAフェローも熱傷・形成外科専攻の医師に内定している。しかしながら中国・武漢に発生した新型コロナ感染の余波が2020年1月下旬頃よりわが国内においても次第に拡大した。2月になり感染の拡大傾向は増悪、フェローの臨床研修の場である東京女子医科大学病院も新型コロナ感染患者の受け入れにより、通常の診療体制の維持が難しい状況になっていった。そこで新たなるJBMAフェローの受け入れは断念した。3月末Dr.Biswasから、バングラデシュ国が用意した在日中の同国帰国希望者のための救援機で帰国したい旨の申請があった。JBMAとしては費用負担をもって許可、2020年4月28日に無事帰国した報告を受けた。
  (2) バングラデシュへの医療・保健・福祉の啓発事業
 
  JBMAの医師団派遣
例年と同じくDMCHへ医療啓発の一環として医師団を本年度は2回計画した。竹内理事を団長としてDMCHだけでなく国立熱傷研究所にもその活動範囲を拡げる。一方では「熱傷・形成外科治療に携わる女性医師へのサポート」運動に協力して田邊裕美医師(東京女子医科大学・講師)を派遣する。この派遣には東京女子医科大学病院の習熟した看護師らも同行させ、より良い熱傷治療レベルの向上を図る意図があった。しかし計画の委細打ち合わせの2月に、DMCHの方から新型コロナ禍での受け入れ辞退の申し出がありJBMAとして派遣中止とした。
  熱傷研究所に対する人的サポート
派遣医師団の活動を同熱傷研究所にも拡げることで、昨年訪日した折にハシナ首相と交わした協定書にある国立熱傷センターへの人的サポートの実践、また同研究所の稼働状況をみて治療に不足している医療機材等を支援していく計画であった。残念ながら医師団の派遣中止により、全てが待機する状況にある。
  JBMAフェローたちの学術活動への支援団の派遣中止により、全てが待機する状況にある。
JBMAフェローとして東京女子医科大学病院で先進医療を臨床研修し、帰国後DMCH等で活躍している医師たちは10数名以上におよぶ。彼等からその後の研究成果を学術集会等で発表する為、再来日を希望する者は少なくない。今年度は予算立てをしてこれらの活動を支援する計画であった。コロナ禍で国内外の移動不可や学術集会の中止ないし延期で実行出来ていない。
  (3) 在留邦人救急医療事業
 
  ダッカにおけるJBMA賛助会員の法人関係者からの救急診療等の要請には、今年度も現地事務局長シェイク先生の仲介でUnited Hospitalへ速やかに受診できる体制は活用されている。
2) 今年度決算報告
  次いで収支決算報告が岩田事務局長よりなされた。
 
 1. 収入の部
     会費収入
雑収入
収入合計
8,010,000円
200円
8,010,200円
 2. 支出の部
    事業費
管理費
支出合計
2,425,219円
2,291,000円
4,716,219円
以上の報告に続き、8月18日付けで小林監事から関係する収支決算書等を照合したところ適正な結果であったことが報告された。若干の質疑応答を経て議題2の全てについて承認された。
   
議題 3: 2020年度事業計画および収支予算案
野﨑代表理事から資料4を以って先ず2020年度の事業計画が提示された。
1) 2020年度事業計画
 
(1) 医療教育研修事業
コロナ禍の2019年度事業計画が殆どにおいて実行し得なかった現状を鑑みるに、本年度の事業計画を立案する困難さがある。しかしDMCH及び国立熱傷研究所の若き医師たちは、可能な限り来日してわが国の先進医療の研修を希望している。行政側も来年東京オリンピック開催実現すべく、コロナ禍の社会環境の好転に積極的施策を進めている。そこで招聘フェローを2名に留めて、DMCH首脳陣と具体的な作業に入る事とした。候補は熱傷・形成外科専攻1名、外科系の専攻1名で、現地事務局長シェイク先生に例年以上に選抜作業に加わって頂く。尚、2019年度JBMAフェローとして来日したが臨床研修中途で帰国のやむなきに至ったDr.Biswasも、2020年度フェロー候補の対象になることを伝える。
(2) バングラデシュへの医療・保健・福祉に関する啓発事業
1) JBMAの医師団派遣
コロナ禍の特殊な事情からDMCHだけでなく国立熱傷研究所へもJBMA医師団を派遣する計画は中止されたが、本年度は団長として 例年医師団派遣に参加している竹内正樹理事が現地と緊密に連絡を取り、可能な限り機会得て実行する。その予算立てを行う事にした。
2) コロナ禍の現地医療施設への支援
2019年度から2020年度に亘る今年6月〜9月に、現地で活躍しているJBMAフェロー(既に研修を終えDMCHなどに戻り勤務)達に個人感染防護具PPE(サージカルマスク、ゴーグル、フェイスシールド、滅菌ガウン)を送付し、大変有用で感謝されている。現地の情報を得ながら引き続き支援を継続していく。
3) バングラデシュ国の高齢者医療・保健・福祉への支援
ハシナ首相は国策の一つとしてバングラデシュで立ち遅れている高齢者向けの医療・保健施設を設立して行く方向にある。その一役を担うJBMA現地事務局長シェイク先生からJBMAとしても可能な範囲でのサポートの要請があった。JBMA役員が関与している我が国の既存の施設を通して設立・運営面でのknow howの提供は可能であり、支援していく。
(3) 在留邦人救急医療支援等事業
ダッカに於けるJBMA賛助会員関係者から救急診療などの要請には、今年度も現地事務局長シェイク先生の仲介のもとにUnited Hospitalなどへ速やかに受診出来るように、この事業を引き続き行う。ダッカ以外の地域からの関係者の要請にも対応して行く。
2) 2020年度収支予算案
2020年度収支予算案が提出され事業活動収入は7,250,000円、事業活動支出は管理費を含め12,048,000円の予定である。

以上の案件について若干の質疑応答を経ていずれも承認された。
 
議題 4: 役員改選の件
  今年度は定款第3章第19条に則り役員改選が行われます。
理事一覧
  代表理事
常務理事
理事 (財務担当)
理事 (企画担当)
理事 (広報担当)
監事
野崎 幹弘 (東京女子医科大学名誉教授)
櫻井 裕之 (東京女子医科大学講座教授)
仲沢 弘明 (日本大学医学部客員教授)
井砂  司 (東京女子医科大学教授)
竹内 正樹 (東京女子医科大学教授)
小林槙雄(東京女子医科大学名誉教授)
  以上の方々に留任いただき、新たに副島一孝氏(日本大学医学部講座教授)を理事に推薦する提案があった。討議の上承認された。
 
議題 5: その他
  JBMA活動状況の広報については従来通りホームページに逐次掲載していく。

2019年度 定時社員総会・第1回通常理事会議事録

日 時: 2019年9月25日(水) 19:00~20:00
場 所: 東京女子医科大学 東医療センター 形成外科医局
〒116-8567 東京都荒川区西尾久2-1-1
出席者: 野﨑 幹弘 (代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、井砂 司(理事)、仲沢 弘明(理事)、竹内 正樹(理事)、
小林 槙雄(監事)
議 題: 1. 前回議事録確認(資料-1)
2. 2018年度事業報告および収支決算報告(資料-2)(資料-3)
3. 2019年度事業計画および収支予算案(資料-4)(資料-5)
4. その他

議事 款34条および35条に則り、2018年度定時社員総会・第1回通常理事会を開催することが野﨑代表理事より報告された。
先ず定時社員総会が開催され、次いで本年度第1回通常理事会が開催された。
議事内容は同一であることから理事会議事録を以下に記述します。
   
議題 1: 前回議事録確認
野﨑代表理事から資料1を以ってその内容が報告されて承認された。
   
議題 2:
1)
2018年度事業報告および収支決算書報告(資料2)(資料3)
今年度事業報告
野﨑代表理事から資料2を以って報告された。
 
(1) 医療教育研修事業
2018年度は前年度と同じくダッカ医科大学病院(以下DMCH)で選抜れた消化器外科を専攻するDr.Ibrahim Khalilと熱傷・形成外科を専攻するDr.M.A.Hamidが、JBMA現地事務局長シェイク先生の適性についての面談審査にもパスして招聘された。
消化器外科は東京女子医科大学・消化器病センター山本雅一教授の指導の下で主に手術手技を中心に臨床研修した。Dr.Khalilはその他関連学会や教室の催事にも積極的に参加し、診療チームに馴染んで有意義な先進医療の研修が出来たとの本人からの報告(HPに掲載)があった。
また、山本教授からは、研修姿勢に勤勉と真摯さが感じられ高い実習評価が与えられた。
Dr.Hamidは櫻井裕之教授の指導の下、東京女子医科大学病院熱傷ユニットおよび形成外科において臨床研修を行った。一方で、関連施設に出向き幅の広い手術手技を中心に研修をも行えた。医局の診療チームはもとより、櫻井教授からも高い臨床実習の評価を得ている。
  (2) バングラデシュへの医療・保健・福祉の啓発事業
 
  国立熱傷センターへのサポート
2019年5月29日に訪日中のハシナ首相とJBMA首脳との会談が行われた。当日は櫻井裕之常務理事とJBMA現地事務局長のシェイク先生が出席、JBMAが今後とも国立熱傷センターへ人的にも学術的にも積極的に支援していくことで協定書が交わされた。
バングラデシュでの最も多い外傷は熱傷である。熱傷治療は国策の一つとされており、この協定書調印とJBMAが今後とも国立熱傷センターを支援していくことが5月30日付け現地新聞に報道された(HPに掲載)。
  JBMA の医師団派遣
DMCHへの医師団派遣は例年通り実施された。竹内理事(東京女子医科大学・八千代医療センター教授)を団長として長谷川祐樹基医師(東京女子医科大学・助教)と仲本寛医師(東京女子医科大学・医員)が同行した。2019年2月24日 から3月1日にわたり、DMCH内の熱傷・形成外科センターでKalam教授以下のスタッフたちと外来診療・手術・若い医師たちへのセミナー等を行い密度の高いスケジュールをこなした。
尚、JBMAフェローとして東京女子医科大学病院ですでに臨床研修を終えて帰国してDMCHで活躍している医師たちがこの派遣医師団と旧交を温め、活動に参加して積極的な役割を担ってくれたことは特筆に値する(HPに掲載)。
  (3) 在留邦人救急医療事業
 
  今年度もJBMA賛助会員の現地社員および家族の方々が救急診療を受けるだけでなく、一般診療を受ける場合も、JBMA現地事務局長シェイク先生が直接連絡を受けて対応するシステムが活用されたことが報告された。
2) 今年度決算報告
  次いで収支決算報告が岩田事務局長よりなされた。
 
 1. 収入の部
     会費収入
雑収入
収入合計
9,510,000円
186円
9,510,186円
 2. 支出の部
    事業費
管理費
支出合計
4,819,630円
2,154,124円
6,973,755円
以上の報告に続き、8月23日付けで小林監事から関係する収支決算書等を照合したところ適正な結果であったことが報告された。若干の質疑応答を経て全て承認された。
   
議題 3: 2019年度事業計画および収支予算案
野﨑代表理事から資料4を以って先ず2019年度の事業計画が提示された。
1) 2019年度事業計画
 
(1) 医療教育研修事業
前回理事会で承認された「国立熱傷研究所に貢献する医師たちを支援するためJBMAフェローを広く募る」ことでDMCHの熱傷・形成外科センターKalam教授を中心に候補者の選抜にあたっている。今年度は2名の熱傷・形成外科を専攻する医師に加え、2名の短期研修を希望するフェローを招聘する。いずれの対象者にはJBMA現地事務局長シェイク先生の面談の上、適正審査の合格を求める。国立熱傷研究所の病院稼働状況をみて、熱傷・形成外科に習熟した東京女子医科大学病院の看護師若干名を派遣して、更なる熱傷治療レベルの向上を図る。
(2) バングラデシュへの医療・保健・福祉に関する啓発事業
1) JBMAの医師団派遣
昨年に引き続きDMCHへ医療啓発の一環として医師団を派遣するが、今年度は2回を計画する。竹内理事を団長としてDMCHだけでなく国立熱傷センターにもその活動範囲を拡げる。一方では「熱傷・形成外科治療に携わる女性医師へのサポート」運動に協力して田邊裕美医師(東京女子医科大学・講師)を派遣する。
2) 熱傷研究所に対する人的サポート
派遣医師団の活動を拡げることで人的サポートを行う一方、同研究所病院の稼働状況をみて治療に不足している医療器材等を支援していく。
3) JBMAフェローたちの学術活動への支援
JBMAフェローとして東京女子医科大学病院で先進医療を臨床研修し、帰国してDMCHなどで活躍している医師たちは10数名以上に及ぶ。彼らからその後の研究成果を学術集会などで発表するために再来日を希望する者が少なくない。今年度はこれらの活動を支援するために、彼らの指導者も対象者として一定の予算立てを行う。
(3) 在留邦人救急医療支援等事業
ダッカにおけるJBMA賛助会員関係者から救急診療等の要請には、今年度も現地事務局長シェイク先生の仲介のもとにUnited Hospitalなどへ速やかに受診できるように、この事業を引き続き行う。ダッカ以外の地域からの関係者の要請にも対応できるようにしていく。

以上の案件について若干の質疑応答をへていずれも承認された。

(4) その他
1) バングラデシュの国際熱傷学会開催立候補について
櫻井常務理事より2023年に開催されるアジア太平洋地区国際熱傷学会に向けてバングラデシュが開催国として立候補していることが報告された。JBMAは選出されるよう国際的に働き掛けを行うことが承認された。

以上  
   

2018年度 第2回理事会議事録

日 時: 2019年5月10日(金)
議 題: 1. 前回議事録確認 (資料1・2)
2. 今年度事業計画の経過報告
3. ダッカ医科大学へのJBMA医師団派遣報告 (資料3)
4. 招聘クリ二カル・フェロー臨床研修状況
5. その他
   
議題 1: 前回議事録確認 (資料1・2)
特に意見無く承認された。
   
議題 2:
今年度事業計画の経過報告
 
(1) 医療教育研修事業について
2018年度の事業計画のうち医療教育研修事業については前年度と同じくダッカ医科大学病院(以下DMCH)で選抜された2名の医師を現地事務局長シェイク先生が適性を審査した上で招聘した。熱傷・形成外科専攻するDr.M.A.Hamidは東京女子医科大学病院形成外科櫻井裕之教授の下で臨床研修を行った。期間は2018年10月から2019年3月末までの6ヶ月間である。研修期間中は東京女子医科大学病院で手術を中心に多くの臨床経験を積むことが出来たことは、すでにJBMAのHPに掲載されている。櫻井教授からも高い研修評価があった。
一方、消化器外科を専攻するDr.Ibrahim Khalilは東京女子医科大学消化器病センターで同センター山本雅一教授の指導の下で研修を行った。同じくHPに掲載されているように内視鏡下手術を含め多くの消化器領域の先進医療を学ぶことが出来た。山本教授はじめ消化器外科の医師たちからの研修評価も高いものであった。
   
 
(2) バングラデシュへの医療・保健福祉の啓発事業について
今年度もJBMAから医師団が派遣された。
竹内理事を団長として長谷川祐基医師(東京女子医科大学・形成外科助教)と仲本寛医師(東京女子医科大学・形成外科医師)が随行した。
尚、在留邦人への救急医療支援事業は現地事務局長シェイク先生のコーデイネートにより適宜ダッカ市内のUnited Hospitalなどに迅速な受診が行われている。
   
議題 3: ダッカ医科大学へのJBMA医師団派遣報告 (資料3)
  DMCHへの医師団派遣は例年にならい実施された。
竹内理事 (東京女子医科大学八千代医療センター教授) を団長として、長谷川祐基医師(東京女子医科大学助教) と仲本寛医師 (東京女子医科大学・形成外科医師) が同行した。
2019年2月24日から3月1日にわたりDMCH内にある熱傷・形成外科センターでKalam教授以下のスタッフと外来診療、手術、若い医師たちへのセミナー等密度の高いスケジュールをこなした。また、モーニング・カンファランスには多くの若い研修中の医師たちも参加して活発な質疑応答が行われた。一方、JBMAのフェローとして東京女子医科大学病院で研修して帰国した医師たちもこれらの活動に参加し、積極的な役割を担った。委細についてはJBMAホームページに掲載されている。竹内理事からはKalam教授以下スタッフたちからこのプログラムの来年以降の継続が懇請されていることが報告された。
   
議題 4: 招聘クリニカル・フェローの臨床研修状況
  今回のフェローたちの優れた英語会話力は現場でのコミュニケーションに全く問題を生じていない。
先に述べたDr.M.A.HamidおよびDr.Ibahim Khalilの2名のフェローたちの研修姿勢そのものが先進医療を正視しており、密度の高い研修プログラムを積極的に消化して関係する診療科の医師たちやコメデイカルから高い評価を得る結果となったとの櫻井常務理事の報告である。
   
議題 5: その他
 
(1) 招聘フェローの今後の選抜について
東京女子医科大学病院での臨床研修の診療科については、原則ダッカ医科大学病院で選抜されたフェローが希望する診療科の担当教授に対して櫻井常務理事が受け入れを交渉する手順にある。しかし、経年的に受け入れフェローの現場での状況をみるに、手術手技を習得する目的のフェローの方が研修実績に実利面が多い。このことは2017年2月に野崎代表理事と櫻井常務理事がダッカ医科大学を表敬訪問した折、学長及び教授会首脳陣との会合で認識され、選抜に当たっては今後外科系フェローを優先していくことが合意されている。
一方、バングラデシュでは熱傷治療の普及・促進が国策の一つに掲げてきたが、2018年10月に国立熱傷研究所・病院が開設された。そしてこの施設ではすでに東京女子医科大学病院で研修を履修したJBMAフェローたちが活躍している。この現況を鑑みて、野崎代表理事は来日中の現地事務局長シェイク先生と櫻井常務理事とで会合を持ち、今後のJBMAフェローの選抜について討議した。そこで次年度から当分の間、2名のJBMAの招聘フェローは熱傷・形成外科を専攻する医師たちを対象にすることがJBMAの本来の事業目的に合致するとの結論に至った。この経緯を今回の理事会に諮ったところ、了承された。早速次年度のフェロー選抜に反映させることなった。

2018年度 定時社員総会・第1回通常理事会議事録

日 時: 2018年9月25日(火) 19:00~20:00
場 所: 〒101-0054 千代田区神田錦町 3-21 JPRクレスト竹橋ビル 2階
JBMA (日本-バングラデシュ医療協会) 事務局
出席者: 野崎 幹弘(代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、井砂 司(理事)、仲沢 弘明(理事)、
竹内 正樹(理事)、小林 槇雄(監事)、菊池 雄二(事務局参与)、松井 運平(事務局参与)、
岩田 いづみ(事務局長)
議 題: 1. 前回議事録確認(資料-1)
2. 2017年度事業報告および収支決算報告(資料-2)(資料-3)
3. 2018年度事業計画および収支予算案(資料-4)(資料-5)
4. その他

議事 款34条および35条に則り、2018年度定時社員総会・第1回通常理事会を開催することが野﨑代表理事より報告された。
先ず定時社員総会が開催され、次いで本年度第1回通常理事会が開催された。
議事内容は同一であることから理事会議事録を以下に記述します。
   
議題 1: 前回議事録確認
野﨑代表理事から資料1を以ってその内容が報告されて承認された。
   
議題 2:
1)
2017年度事業報告および収支決算書報告(資料2)(資料3)
今年度事業報告
野﨑代表理事から資料2を以って報告された。
 
(1) 医療教育研修事業
2017年度は前年度同じくダッカ医科大学病院(以下DMCH)で選抜された呼吸器外科を専攻するDr.Md.Osman goniを招聘した。また、前回理事会で承認されたDMCH以外の大学および関連病院からの招聘として、超音波検査を専攻する Dr.Md.Ferdaus Aalam Sarker とDr.Kamrul Hasanが選抜され招聘された。Dr.Osmanは東京女子医科大学病院 第一外科神崎正人教授の指導の下で、主に手術手技を中心に臨床研修をした。その他関連学会学術集会にも参加する機会を与えられた。その研修姿勢は真摯で診療チームにも馴染み、神崎教授からは高い実習評価が与えられた。一方、超音波専攻するDr.SarkerとDr.Hasanは東京女子医科大学病院 櫻井裕之教授のコーデイネートにより産婦人科領域、消化器病領域、静脈疾患領域のそれぞれの超音波検査チームリーダーから先進医療レベルの検査技術の教習を受けることが出来た。研修期間中、更にキャノン・メデイカル(株)で超音波検査器械の先端技術についてのセミナーを受ける機会にも恵まれた。その研修姿勢は極めて熱心であったとの評価を各部署のチームリーダー達から得ている。バングラデシュでは断食の社会慣習から糖尿病などの慢性成人病の罹患率が高く、それらがもたらす合併症対策が急務となっている。その点、超音波検査は非侵襲検査としてこれらの疾患の早期診断に極めて有用である。野﨑代表理事と櫻井常務理事から今後JBMAとしては超音波検査専攻する医師たちの育成にも一役を担うべきとの意見が有り、討議の結果了承された。
  (2) バングラデシュへの医療・保健・福祉の啓発事業
 
  JBMAの医師団派遣
DMCHへの医師団派遣は例年にならい実施された。
竹内理事(東京女子医科大学八千代医療センター教授)を団長として、長谷川祐基医師(東京女子医科大学助教)と橋本一輝医師(独立行政法人災害医療センター医師)が同行した。2018年2月24日から3月2日にわたりDMCH内にある熱傷・形成外科センターでKalam教授以下のスタッフと外来診療、手術、若い医師たちへのセミナー等密度の高いスケジュールをこなした。行われた手術の中にはDMCHですでに執刀されたが思わしくない結果に至った症例の救済手術もあった。また、モーニング・カンファランスには多くの若い研修中の医師たちも参加して活発な質疑応答が行われた。
一方、JBMAのフェローとして東京女子医科大学病院で研修して帰国した医師たちもこれらの活動に参加し、積極的な役割を担った。
委細についてはJBMAホームページに掲載されている。竹内理事からはKalam教授以下スタッフたちからこのプログラの来年以降の継続が懇請されていることが報告された。
  国立熱傷センター設立に向けての人的サポート
バングラデシュにおける外傷患者の中でも熱傷が最も多いことから行政府はDMCH内に国立熱傷研究所・病院(National Institute of Burn and Plastic Surgery)を建設中である。JBMAは昨年この研究所の中心的役割を担っているSamantha Lal Sen教授を日本熱傷学会・学術集会開催に合わせて招聘し、学術的および人的交流を行い有意義な結果を得ることが出来た。DMCHの熱傷・形成外科センターのKalam教授の下で勤務する医師たちのうちすでにJBMAフェローとして東京女子医科大学病院で先進医療の臨床研修を終えたフェローは5名になる。彼らの内、帰国後再度訪日して日本の学術集会に参加した者は2名にはJBMAで経済的補助をしている。同研究所・病院が開設されればJBMAフェローたちが重要な役割を担っていく事がSen教授やKalam教授の意向であることから、引き続き熱傷・形成外科を専攻するフェローたちの招聘の必要性が確認された。
  (3) 在留邦人救急医療事業
 
  今年度もJBMA賛助会員の現地社員および家族の方々が救急診療だけでなく一般診療を受ける場合も、JBMA現地事務局長シェイク先生が直接連絡を受けて対応するシステムが活用されたことが報告された。
(4) その他として、JBMAの活動についての広報、理事会・社員総会の開催等が報告された。
2) 決算報告
  次いで収支決算報告が岩田事務局長よりなされた。
 
 1. 収入の部
     会費収入
雑収入
収入合計
9,510,000円
166円
9,510,166円
 2. 支出の部
    事業費
管理費
支出合計
5,445,054円
2,415,274円
7,860,328円
尚、2017年度収支決算報告書については2018年8月9日付けでの監査報告が小林槇雄監事からなされた。以上の事業報告ならびに決算書報告について承認された。
   
議題 3: 2018年度事業計画および収支予算案
野﨑代表理事から資料4を以って先ず2018年度の事業計画が提示された。
1) 2018年度事業計画
 
(1) 医療教育研修事業
DMCHで選抜されかつJBMA現地事務局長シェイク先生の適性についての面談審査パスした2名の招聘フェローが決定されている。
熱傷・形成外科を専攻するDr. M.A.Hamid は東京女子医科大学病院で櫻井裕之教授の下で臨床研修を行う。消化器外科を専攻するDr.Ibrahim Khalil は同じく東京女子医科大学消化器病センター山本雅一教授の下で臨床研修を行う。これらは先に交わしているDMCHと東京女子医科大学病院間でのMOUに基づく。これ以外で短期臨床研修依頼の申し出があった場合は、現地事務局長の面談審査をクリアした該当者について持ち回り理事会に諮り決定する。但し、若干名とする。
(2) バングラデシュへの医療・保健・福祉に関する啓発事業
1) JBMAの医師団派遣
昨年に引き続きDMCHへ医療啓発事業の一環として医師団を派遣する。
竹内理事を団長としてDMCHの熱傷・形成外科センターで診療・手術・カンファレンス・セミナーなどを通して若い世代の医師たちへの先進医療の普及に寄与する。
2) 国立熱傷研究所に対する人的サポート
2018年10月に開設された国立熱傷研究所(National Institute of Burn & Plastic Surgery: NIBPS)の開所式にはバングラデシュ・ハシナ首相が列席、JBMAにも招待があった。今後共 DMCHの熱傷・形成外科で専攻するフェローたちの先進医療研修に寄与していく事で、国立熱傷研究所への人的サポートを行う。
(3) 在留邦人救急医療支援等事業
ダッカにおけるJBMA賛助会員関係者から救急診療等の要請があった場合には、現地事務局長シェイク先生の仲介のもとにUnited Hospitalなどで速やかに受診できるようにこの事業を引き続き支援していく。
一方、ダッカ以外の地域でも賛助会員の関係者に救急医療の必要が発生した場合には、シェイク先生の仲介により円滑な医療提供が受けられるように支援して行く
(4) その他
JBMA活動状況の広報については従来通りホームページに逐次掲載していく。定款に従い定例の理事会・社員総会を開催する。
   
2) 2018年度収支予算案
2018年度収支予算案が提出され事業活動収入は9,000,000円、事業活動支出は管理費を含め12,210,000円の予定である。医療器材支援等諸経費および医療環境向上に類する支援費の減額等に若干の質疑があり、事務局長から説明があった。以上の事業計画および収支予算案については討議の後、承認された。
   
議題 4: その他
 
1) 櫻井常務理事からJBMAフェローの内、既に帰国した熱傷・形成外科専攻のフェロー達の近況について報告があった。バングラデシュで専門医を目指し研修中の身分でありながらJBMAフェローとして来日した場合、バングラデシュでの専門医制度の最近の改定に伴い資格認定を受けるに不利となった者がいたとのこと。また、DMCHが国立大学病院であることから、職員の海外滞在期間が長期に及ぶ事が難しい状況にある事など。これらについてはJBMA派遣医師団長として現地に詳しい竹内理事からも既に言及があった。
そこで討議の結果、DMCHからの招聘フェロー対象はなるべくassistant professor以上とし、その期間を1年未満でも可とする事で承認された。
2) 野﨑代表理事から今後のJBMAの活動や在り方について理事会メンバー各位の積極的な意見を募りたい旨、要望があった。
   
以上  
   

2017年度 第2回JBMA理事会 議事録

日 時: 2018年3月13日(火) 19:00~20:00
場 所: 〒101-0054 千代田区神田錦町 3-21 JPRクレスト竹橋ビル 2階
JBMA (日本-バングラデシュ医療協会) 事務局
出席者: 野崎 幹弘(代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、仲沢 弘明(理事)、
竹内 正樹(理事)、小林 槇雄(監事)、菊池 雄二(事務局参与)、松井 運平(事務局参与)、
岩田 いづみ(事務局長)
欠席者: : 井砂 司(理事)
議 題: 1. 前回議事録確認(資料-1)(資料-2)
2. 2017年度事業計画の経過報告
3. ダッカ医科大学病院への医師派遣団について(資料-3)
4. 招聘クリニカル・フェロー臨床研修状況について(資料-4)
5. その他

議事  定款34条および35条に則り、2017年度第2回通常理事会を開催することが野﨑代表理事より報告された。
   
議題 1: 前回議事録確認(資料-1)(資料-2)
野﨑代表理事より2017年度定時社員総会および第1回理事会議事録が報告され承認された。
   
議題 2: 2017年度事業計画の経過報告
野﨑代表理事から本年度事業計画の進捗状況の報告があった。
医療教育研修事業ではダッカ医科大学病院で選抜された呼吸器外科専攻のDr.MD Osman Goniは2017年10月から東京女子医科大学病院第一外科で神崎正人教授の指導下先端医療を学ぶべく臨床研修に入っている。指導教授の評価は極めて良好で、本人も勤務環境になじみ充実した研修の日々を送れているとのことである。
一方熱傷・形成外科専攻のDr.Kaushik Mallickはバングラデシュでの彼の専攻分野の専門医制度の変更に伴い、今年度の来日は困難となった。それに代わるフェローとして、現地事務局長シェイク先生から超音波検査医2名の東京女子医科大学病院での臨床研修のための招聘要請があった。該当するフェローの専門性を含めた履歴を櫻井常務理事から説明が、また現地での面談結果についてはシェイク先生の評価が述べられた。当理事会で役員たちにより検討され、招聘することが承認された。今年度中に来日することで実務作業に入ることになった。前回理事会で報告されたダッカ医科大学病院熱傷・形成外科講座教授Dr.Kalamのわが国への招聘計画は、ダッカ医科大学病院での人事異動等があり未定となった。JBMAの医療・保健・福祉事業で重要とされているダッカ医科大学病院への医師団派遣については、2018年2~3月に竹内理事を団長として計3名の医師が派遣され例年通りの実績をあげることが出来た。
   
議題 3:

ダッカ医科大学病院への医師団派遣について(資料‐3)
2018年2月24日から3月2日にわたりJBMAから竹内正樹理事(東京女子医科大学・八千代医療センター教授)、長谷川祐基医師(東京女子医科大学病院・助教)、橋本一輝医師(災害医療センター)が派遣された。ダッカ医科大学・熱傷センターで外来診療、手術、講演などを通してこの分野の医師たちとの有意義な交流が行えた。特に手術には同センターの医師たちも助手として入り、以前の手術で成功に至らなかった症例に対して派遣医師団による新たなるチャレンジが奏功したり、また東京女子医科大学病院での最新医療についての大学病院の若い世代の医師たちに大いなる啓発感をもたらしたようである。以上に付き竹内理事より報告されたが、これらの詳細はJBMAのHPに掲載されている。

   
議題 4: 招聘クリニカル・フェローの研修状況について
   櫻井常務理事から概要が報告された。2017年度招聘フェローとして予定されたDr.MD Osaman GoniとDr.Kaushik Mallickについては前述のごとくである。Dr.Osmanの研修リポートはHPに掲載されている。また、超音波検査医の研修内容は櫻井常務理事がシェイク先生と連絡とりながら詰めているが、東京女子医科大学病院内で産科・婦人科領域と静脈系を主体とした血管領域は部署ごとに責任者から承諾が得られている。尚、櫻井常務理事から次年度の熱傷・形成外科専攻フェローはDr.M.A.Hamidが内定しているとの付言があった。
   
議題 5: その他
 
1) 東京女子医科大学病院の最新医療の情報伝達について
小林槇雄監事から東京女子医科大学病院内で行われている手術などをDVDにしてダッカ医科大学病院へ情報伝達することは有意義であるとの提言があった。実践に向けて検討することになった。
2) 招聘フェローの研修期間について
予てよりダッカ医科大学病院からの医師招聘において、当初計画して進めてきた1年間の研修期間に問題があることが個別的に挙げられている。ダッカ医科大学病院自体が国立病院であり、従って招聘医師は公務員の職責にあることが主因である。この概要はすでに櫻井常務理事から折に触れて伝達されてきたが、竹内理事が今回の派遣にあたり現地で得た情報では例えば熱傷・形成外科専門医を取得しようとする若い医師たちにはJBMAフェローとしての長期在日研修が極めて困難であることが伺えた。そこで来年度からは「研修期間を原則6ヶ月とする」ことで検討してくことが了承された。
   
以上  
   

2017年度 第1回JBMA理事会 議事録

日 時: 2017年9月13日(水) 19:00~20:00
場 所: 東京都千代田区神田錦町3丁目21番地 JPRクレスト竹橋ビル2F
JBMA (日本-バングラデシュ医療協会) 事務局
出席者: 野崎 幹弘(代表理事)、櫻井 裕之(常務理事)、仲沢 弘明(理事)、
竹内 正樹(理事)、菊池 雄二(事務局参与)、岩田 いづみ(事務局長)
欠席者: : 小林 槇雄(監事)、井砂 司(理事)、松井 運平(事務局参与)
議 題: 1. 前回議事録確認 (資料-1)(資料-2)
2. 2016年度事業報告および収支決算報告 (資料-1)(資料-2)
3. 2017年度事業計画および収支予算案 (資料-4)(資料-5)
4. その他

議事  定款34条および35条に則り、2017年度定時社員総会・第1回通常理事会を開催することが野崎代表理事より報告された。
先ず定時社員総会が開催され、次いで本年度第1回通常理事会が開催された。
議事内容は同一であることから理事会議事録を以下に記述します。
   
議題 1: 前回議事録確認
野崎代表理事より2016年度第2回通常理事会議事録(総会では2016年度定時社員総会議事録)が報告され承認された。
   
議題 2: 2016年度事業報告及び収支決算報告書
事業報告については実施事業として先ず医療教育研修事業が報告された。
3名の医師が招聘され東京女子医科大学病院で先進医療の臨床研修を受けたが、その内の1名は昨年度理事会で決められた3ケ月の短期留学フェローであった。いずれも指導教授から高い研修結果の評価を受けた。次いでバングラデシュへの医療・保健・福祉の啓発事業では先ず野崎代表理事および櫻井常務理事がバングラデシュの関連施設へJBMA代表団として、初めての表敬訪問を行ったことが報告された。ダッカ医科大学ではIsmail学長以下首脳教授たちの出迎えを受け、これまでの経過に対する謝意が表された。今後の在り方については前向きな意見交換がなされ、引き続きMOUに基づくプログラムの継続が約束された。同事業では例年に倣い竹内理事を団長とするJBMA医師団の派遣報告があった。また、建設中のバングラデシュ国立熱傷センターを担当しているSen教授を日本熱傷学会・学術集会(会長はJBMA仲沢理事)に合わせて日本へ招聘し学術的および人的交流を行ったことが報告された。
在留邦人救急医療支援事業については現地事務局長のシェイク先生の仲介をもって現地United Hospitalへの賛助会員の受診希望者に対応がなされている実情が報告された。
   
  次いで収支決算報告が岩田事務局長よりなされた。
 
 1. 収入の部
     会費収入
雑収入
収入合計
13,500,000円
146円
13,500,146円
 2. 支出の部
    事業費
管理費
支出合計
9,243,433円
2,453,794円
11,697,227円

  事業活動収入および支出はほぼ昨年度に準じているが、小林監事から、8月7日に実施し、事業の実施に関わる収支が適正に執行されている旨の監査報告がなされていることが報告された。尚、仲沢理事から公認会計士によるさらなる監査の必要有無について問われたので検討することになった。以上は添付資料2・3をもって報告され、承認された。
   
議題3: 2017年度事業計画および収支予算案
事業計画では実施事業として先ず医療教育研修事業が説明された。ダッカ医科大学病院で選抜された2名の医師を招聘する。Dr MD Osman Goniは胸部外科専攻で、東京女子医科大学病院第一外科神崎正人教授の下で、またDr Kaushik Mallickは熱傷・形成外科専攻で同櫻井裕之教授の下で先進医療を研修していく。JBMAは彼らが十分な環境下で実りある研修ができるようにサポートしていく。
この他に昨年度同様に短期留学フェローも受け入れも実施していく。
バングラデシュへの医療・保健・福祉事業では例年に倣い竹内理事を団長とするJBMA医師団を2018年2月下旬にダッカ医科大学病院へ派遣する。
また、ダッカ医科大学病院熱傷・形成外科Kalam教授をわが国へ招聘して熱傷分野の要人たちと学術的・人的交流を行い現在ダッカで建設が進められている国立熱傷センター構想のより良い実現に寄与していく。在留邦人救急医療支援事業については引き続き現地事務局長シェイク先生の仲介をもって円滑に行われるように計らう。
2017年度収支予算案については岩田事務局長から説明された。昨年度に比べて会費収入が約400万円減じられ、それに見合う縮小予算案となるが先に述べた事業計画は実施される見通しである。これらは添付資料4・5をもって委細が述べられ承認された。
   
議題4: その他
バングラデシュでの熱傷治療は、医療・保健関連の国策の一つに挙げられているが、それに対応するごとくJBMAでは毎年熱傷・形成外科専攻のフェローを招聘している。櫻井理事からこの分野のフェロー候補者をダッカ医科大学病院にとらわれずバングラデシュの国内から広く募ることが提案された。これについては先に招聘したSen教授から打診があったことが付言された。協議の結果、了承された。
   
以上  
   

2017年度 定時社員総会 議事録

日 時: 2017年9月13日 (水) 18:30~19:00
場 所: 東京都千代田区神田錦町3丁目21番地 JPRクレストビ竹橋ビル2F
社員の総数:                         10名
議決権を行使できる社員の数           10名
議決権を行使することができる社員の議決権の数  10個
出席社員数(委任状による者を含む)       10名
出席社員の議決権の数              10個
出席理事:



出席参与:
野﨑 幹弘 (議長 兼 議事録作成者)
櫻井 裕之
仲沢 弘明
竹内 正樹
菊池 雄二
以上のとおり社員が出席したので本会は適法に成立した。
よって、代表理事野﨑幹弘は議長席に着き開会を宣し、ただちに議事に入った。

第1号議案 2016年度第5期事業報告および決算報告
議長から、2016年度第5期(2016年7月1日から2017年6月30日まで)における事業経過が報告された。
また決算報告については以下の関係書類が提出されて委細の説明があった。
1. 貸借対照表
2. 損益計算書 (正味財産増減計算書)
3. 貸借対照表および損益計算書 (正味財産増減計算書) の附属書類
これらについて討議され、承認された。

第2号議案 2017年度第6期事業計画および予算案
議長から、2017年度第6期年事業計画および予算案について以下の書類の提出を以って説明があった。
1. 2017年度第6期事業計画書
2. 2017年度第6期収支予算書
以上につき、討議の結果承認された。